校長のつぶやき

1学期が終わりました

2023年7月21日 14時19分

【令和5年7月21日(金)】

 昨日の終業式で、生徒に話したことをご紹介します。

 今日で1学期が終わります。まずは、椿中生499名、先生方、様々な立場で本校をサポートいただいたすべての人たちが、大過なくこの日を迎えられたことを喜びたいと思います。

 この1学期、市総体での各部の活躍や先日の合唱コンクールでの素晴らしい歌声など、椿中の勢いというものを沢山見せてもらいました。そういう大舞台での活躍もそうですが、それ以上に私が胸を打たれたのは、すれ違うたびににこやかな笑顔と挨拶をくれる人、日々の清掃に黙々と取り組む人、目立たないところで周囲への心遣いを行動で表している人、そんな沢山の人たちのなんでもない日常の姿でした。そのような君たちの姿から私も大きな活力をもらいました。ありがとう。

 一方で、より細かく一人一人を見ていったとき、それぞれに足りなかったこと、未熟だったこと、同じような失敗を繰り返してしまったこと、そんな部分もあったと思います。でもそれは当たり前のこと。この世の中に完璧な人はいません。誰しも一つや二つダメな部分を持っているはずです。大切なことは、そのような自分のダメな部分から目をそらしたり、人のせいにしたり、投げ出したりせず、素直にそのことを受け止め、よりよい自分になることを信じて一歩一歩前進しようとすることです。そんなみんなの小さな一歩一歩の積み重ねが、よりよい椿中を作っていきます。私はもうすでにこの椿中を誇りに思っていますが、みんなにとっても「もっと誇れる椿中」を目指して、これからも頑張っていきましょう。

 さあ、明日からはお待ちかねの夏休みです。楽しくも有意義な夏休みにするためには、さほどやりたくないなあってことにも努力をしなければならないこともあります。例えば、勉強とか?部活動での地味ーな基礎練とか?そこで、私からひとつのお話を紹介します。それは、「3人のレンガ職人」というお話です。ネットで「3人のレンガ職人」と検索するとすぐ出てきます。誰にでもわかりやすいお話ですが、この話から得られる「生き方のヒント」があるはずです。(キーワードは、『目的意識』です)私からの夏休みの唯一の宿題とします。夏休み明け、この話を読んで感じたことを聞かせてもらえるとうれしいです。
 では、2学期の始業式で、少し日焼けした、そしてちょっとたくましくなった君たちに会えることを期待しています。