校長のつぶやき

ハッピークリスマス&ハッピーニューイヤー

2023年12月26日 08時57分

【令和5年12月26日(火)】

 昨日の終業式で、生徒に話したことを一部抜粋してご紹介します。

 長かった2学期も、いよいよ終りを迎えます。私からは、大きく3つのことをお話します。

 <中略>

 お話の2つめは、今学期の振り返りです。この2学期、沢山の行事・活動がありました。ほぼ毎日アップしていたホームページのブログを見返してみると、躍動するみんなの生き生きとした姿や笑顔が残っています。特に、みんなが青春を燃やし尽くした体育大会・・・素晴らしかった。最高学年として力を出し切り、やりきった表情で楽しく踊っていた最後の3年生のフォークダンス、今でも忘れられません。数年ぶりに有志発表を取り入れた文化祭。勇気ある8組の有志のパフォーマンス、そしてそれを大いに盛り上げて応援した皆さんのフォロワーシップ、椿中の一体感を感じた実に楽しい行事になりました。

 そして、何気ない普段の日常。校内外の様々なところで、みんなの元気なあいさつが聞こえてきます。職員室への入室の際、誰もが礼儀正しく立派な態度で入ってきます。掃除のとき、寒い中膝をついて床を磨いています。そんなみんなの姿を見ながら、平凡な毎日の積み重ねの尊さを思います。そして、こういう普段の日常を大切にできているみんなだからこそ、大きな行事や活動で光ることができるんだろうなと感じた2学期でした。

 最後に3つめの話です。

 今日は何の日ですか?そしてもうすぐやってくるのは?そのときに交わされるあいさつは?メリークリスマス→ハッピークリスマス、あけましておめでとう→ハッピーニューイヤーですね。よくハッピーという言葉がこの時期出てきますね。「ハッピー」つまり「幸せ」という意味ですね。幸せになりたいとか幸せでいたいと漠然と誰しも思うと思いますが・・・よく考えてみると「幸せ」って何なんでしょうね。「幸せ」と何が関連するかについては、実は多くの心理学者によって色々な研究が行われていて、その結果様々なことがわかってきたそうです。これから一部紹介しますので、自分は果たして「幸せ」かどうか、自分にあてはまることがいくつあるか、数えながら聞いてみてください。

 ・何かを成し遂げた人は幸せである。

 ・何かを成し遂げるために努力している人は幸せである。

 ・目的が明確な人は幸せである。

 ・成長する人は幸せである。

 ・自己肯定感の高い人は幸せである。

 ・多様なつながりのある人は幸せである。

 ・親切な人は幸せである。

 ・他人のために貢献できる人は幸せである。

 ・感謝する人は幸せである。

 ・自己受容できている人は幸せである。

 ・楽観的な人は幸せである。

 ・満喫する人は幸せである。

 ・視野の広い人は幸せである。

 ・ポジティブな人は幸せである。

 ・リスクがあってもチャレンジするする人は幸せである。

 ・人と自分を比べすぎない人は幸せである。

 ・自分の軸を持っている人は幸せである。

 ・自主的で主体的な人は幸せである。

 ・自己決定する人は幸せである。

 ・へこむことがあっても立ち直る力の強い人は幸せである。

 何個くらい自分にあてはまりましたか?結構あてはまった人は、「自分幸せなんかなあ」と思ってもいいかもしれません。今紹介した「幸せの条件」に共通していることは、幸せは地位やお金などとは全く関係ないということ、また、誰かに与えてもらえるものではなく、自分で感じ自分でそうしていくものということです。

 私は、年度当初、先生方に「学校はなんのためにあるのか」「学校は、子どもたちの幸せのためにある」と話しました。また「そのために、まず先生方が幸せであってください」とも話しました。はてさて、・・・「今年一年みんな幸せだったかなー」と思いを巡らせながら、令和5年の終わりを迎えているところです。

 ちなみに、私は今年この椿中に来れて、みなさんと出会えて、心から幸せだなと思っています。そりゃ生きていればいろいろあります。楽しいこともつらいこともいやなことも・・・。でもそれらはすべて自分を成長させる、自分のこの先の「幸せ」のための大切な種なんじゃないかなと私は考えます。来年もここにいるみんながハッピーイヤーになることを願って、式辞とします。