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椿中「朝ラン」に流れる伝統、そして、その継承と発展のために…

2020年12月10日 18時10分

本日12/10(木)昼休み、2年学年主任の濵田先生が「朝ラン」メンバーに以下の内容を語りました。

 

「こうして 椿中の朝ランは始まった…」

 椿中の朝ランを始めた小笠原先生は、皆さんが入学する平成30年度まで椿中に在籍された体育の先生です。さかのぼること9年前、平成23年度伊予中野球部顧問だった小笠原先生は、当時、皆さんご存じの松浦監督(現 椿中野球部監督)率いる強豪チームの港南中野球部に勝つためには、タフなメンタルがなければ太刀打ちできないと考え、心を鍛える場を朝に見出したのがきっかけです。

 その朝ランの理念は『朝を整え、一日を整え、心を整える』です。今の椿中でも同じです。

 その後、椿中に赴任された小笠原先生は、平成27年度、今の高校3年生が中学1年生の夏休みを迎える前に、長距離に意欲のある一部生徒に声をかけ、椿中の朝ランがスタートします。伊予中と同様に、やがてバスケ部や陸上部、野球部などの仲間たちが集うようになり、本格的な朝ランとして軌道に乗り始めました。ほんの数人から始まったことを考えると、朝ラン文化を継承・発展させてきた椿中生たちに小笠原先生は感謝していると話されていました。

 平成25年度に小笠原先生の息子さん(その後箱根駅伝を走る)が在籍している北伊予中が県駅伝優勝、平成26年度に伊予中が男子2位、女子3位と躍進したことで、椿中の朝ラン生徒たちにも火が付きました。平成27年度県駅伝に初出場同様の状態で走った椿中男子チームが12位という好成績を収めましたが、達成感は十分ありながらも、10位入賞に一歩届かなかった悔しさが、朝ラン発展の更なる起爆剤となりました。その後、男子に触発された女子も踏ん張りを見せ、平成28年度には、男子3位、女子10位と躍進しました。その後も毎年県駅伝に出場し、平成29年度男子10位、女子8位、平成30年度男子17位、女子4位と、成績を維持・向上させてきました。当時の選手たちは、現在も高校の長距離選手として活躍している人がたくさんいます。

 コロナ禍の影響もあり、十分な練習量が確保できず今年度は満足な結果は得られませんでしたが、タスキは今も脈々と繋がれています。

 

皆さん、これらの内容から何を感じ、何を思いましたか? 椿中の朝ランの理念「朝を整え、一日を整え、心を整える」 さあ、後は実践していくのみだ!

※本内容の掲載は、小笠原先生から許可をいただいています。