幻(まぼろし) ?の「新年度の抱負」
2020年4月8日 13時00分例年であれば、始業式前に、代表生徒が「新年度の抱負」を述べていました。今年度は2年生の中矢くんがその任を受け、早くからしっかりと準備を進めてくれていました。しかし残念ながら、今年度は感染症対策のため時間短縮の必要があり、代表生徒による抱負の発表は割愛(かつあい:惜しいと思いながらも省略するの意味) させてもらいました。
そこで、ここに中矢くんの"幻の「新年度の抱負」"を紹介します!
「新年度の抱負」 2年 中矢 孝志朗
昨年の4月に入学してから1年が経ちました。振り返って心に残っているのは、体育大会や合唱コンクールなどの学校行事です。私たちは、中学校で初めて体験する学校行事に全力で取り組みました。そのたびに、学年目標であった「One Step」を踏み出し、成長することができたと思います。
しかし、突然の休校で、みんなと別れを惜しむ間もなく、長い休みに入ることになりました。この一ヶ月、私は二つのことに取り組みました。
一つ目は、読書です。普段は忙しくて、本を読む機会はほとんどありませんでした。そこで、図書館で借りた本を中心に、さまざまな分野の本に親しみ、知識や興味の幅を広げることができました。
二つ目は、苦手な数学の問題に挑戦することです。たくさんの問題を、何度も繰り返し解いていくにつれて、少しずつ理解が深まっていくことを実感することができました。長い休みの期間を、有意義に過ごすことができました。
いよいよ、新学年です。私にとって一番の課題は、学力の向上です。中学校のテストは、回数を重ねるごとに学習量が増え、内容も難しくなっていきました。私は、この大きな壁に悩まされてきました。そこで、テストが終わるごとに傾向と対策を考え、取組を改善していくことにしました。今の努力を継続して学力の向上に励み、必ず壁を乗り越えていきたいと思います。毎日の学習は、自分の進路につながっています。「努力をすれば可能性は広がる」ということを信じて、自分に厳しく学習に励む決意です。
もう一つ、部活動にも力を入れたいと思います。私は一年間の活動を通して、「成功のための近道はない」ということを学びました。成果が上がらず苦しいときも、「近道はない」と言い聞かせて、頑張ってきました。部活動の時間だけではなく、普段の生活から、何事にも積極的にチャレンジし、自分の心を鍛えていきたいと思います。
2年生は、学習も部活動も、より厳しくなり、先輩を支え、後輩を引っ張る大切な学年です。仲間と支え合って、みんなで成長し、初めてできる後輩に、模範となる態度を示していきたいと思います。
この「新年度の抱負」からは、臨時休業中や春休みの頑張りがよく伝わってきます。また、新年度も学習・部活動等に力を入れながら、先輩を支え後輩を引っ張る存在としての決意がよく表れています。中矢くん、素敵な「新年度の抱負」をありがとう。
<上の写真は春休み中のリハーサル時のものです!>