椿中にも紫陽花(アジサイ)の花が咲きました
2023年6月22日 18時04分保健室とコモンスペースの間の小さい中庭で咲いています。
皆さん、紫陽花(アジサイ)の花の色が決まる理由は次のどれでしょう?
A:遺伝子によって決まる
B:育った土と水で決まる
C:咲いている時間帯で決まる
D:浴びた日光の量で決まる
正解は、「B:育った土と水で決まる」です。
アジサイの花の色は、土の状態(土の酸度)によって変わります。
アジサイには赤、青、紫などの色がありますが、この色のベースになるのは「アントシアニン」という色素です。
このアントシアニンは通常赤色ですが、土壌から溶け出してきたアルミニウムと反応すると、青色の変化します。
したがって、アルミニウムをたくさん吸収したアジサイは青色、しなかったものは赤色、その中間が紫色になります。
アルミニウムが溶け出す量は、水の酸性度によって決まり、酸性だとよく溶けて、中性~アルカリ性だとあまり溶けません。したがって、土が吸収した水が酸性=青色、中性=紫色、アルカリ性=赤色になります。
他にもときどき見かける「赤紫」に近いアジサイはもう年を取ってしまったアジサイで、「白」のアジサイはもともとアントシアニンを持っていないため色が変化しないアジサイとなっています。
日本の街中でよく見かけるアジサイは青や紫が圧倒的に多いのは、火山大国であるため、酸性の土壌が圧倒的に多いからなのです。