水生生物による水質調査を行いました。

2019年7月12日 12時02分

7月12日(金)重信川の水質調査を行いました。

これは国土交通省、愛媛大学と連携した調査活動で、毎年行われています。本年度は雨のために1日順延して開催しました。

場所は重信川中流の中川原橋付近の左岸です。

椿中から徒歩15分程度。サンダルで移動しました。

最初に説明を聞き、お待ちかねの川に入って生物の採取活動。涼しくて、気持ちがいい !

ここで、水生生物による水質調査とは何かご説明しましょう。

川にはいろいろな生物が住んでいます。ですが、どこにでも同じような生物が住んでいるわけではないのです。

川の上流のきれいなところにはホタルがいますね。ですが、下流にホタルはいません。

そのかわり、下流の家がいっぱいあるところにはザリガニがいます。

このように、川の水質がきれいか汚れているかによって、そこにいる生物が決まっているのです。 

このことを利用して、「川にいる生物(水生生物)を採取し、その種類や数を調べることにより、川の汚れ具合を調査する」。

今日生徒が頑張ったのは、このような調査活動なのですね。

さて、川に入って生物を採取した後は、生物の種類と数を調べます。

最後にそれらを集計して表にまとめます。

さらに今日は、PH、COD、NH4-N等の化学的な指標を調べました。

その結果、中川原橋付近の水質はあまりきれいとは言えないことが明らかになりました。

ですが、この調査を始めた15年前と比較すると、ずいぶんきれいになっているそうです。

自分たちの故郷の川を、これからも大事にしていきたいですね。

 

国土交通省の皆様、愛媛大学の皆様、今日はありがとうございました。

また、1日ずれたことでご家庭には大変御迷惑をおかけしました。保護者の皆様、御協力いただきまして誠にありがとうございました。

 今後とも椿中学校の教育活動に御理解・御協力くださいますようお願いいたします。